新潟縣健康管理協会
検査結果の解説




検査結果の見方


当協会で実施している検査項目の簡単な解説や、基準値などを掲載してあります。健康診断結果や検査結果をご覧になる際に活用してください。
下記の基準値は当協会内におけるものです。







身体測定


肥満  [基準値] BMI: 18.5 ~24.9
肥満はBMI(Body Mass Index; [体重(kg)]÷[身長(m)]2)で判定されます。BMIが25以上が肥満です。なお、肥満度( )では+20%以上が肥満と判定されます。体脂肪率は、身体の電気抵抗を測定して脂肪率を推測しているため、一般的には肥満の判定に使用されません。


腹囲  [基準値] 男性:85cm 未満  女性:90cm 未満
腹囲は、おへその位置で測るウエスト径で、この値が基準値を超えている場合は内臓脂肪が多い可能性があります。内臓脂肪の量を正確に測るにはCTスキャンを使いますが、腹囲で測る簡便法がよく使われます。
*最近、女性の基準値を80cm程度に変更することが検討されています。




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身体測定


聴力  [基準値] 1000Hz:30 dB 以下  4000Hz:40 dB 以下
1000Hz(会話領域)では35dB以上、4000Hz(高音域)では、45dB以上で難聴と判定されます。70dB以上では日常生活での支障も懸念されますので、耳鼻科を受診し相談されることをお勧めします。また、騒音のもとでの作業や環境では、4000Hz(高音域)が聞こえにくくなる「騒音性難聴」もみられます。耳栓などでの予防が大切です。





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身体測定


視力  [基準値] 0.7 以上
視力が 0.6以下の場合には、日常生活に支障が出てくる場合があります。
自分に合った眼鏡などをご用意ください。


眼圧  [基準値] 20.9 mmHg 以下
眼圧が21mmHg以上は「高眼圧症」と判定され、「緑内障」の疑いがあります。眼科で検査をお受けください。しかし、最近では眼圧の高くない「正常眼圧緑内障」が多いことが分かってきました。眼圧が正常でも視野に異常を感じたら、眼科を受診してください。


眼底検査  [基準値] K-W 0
主に眼底動脈の動脈硬化や糖尿病性の変化などをみます。軽度の動脈硬化(K-W I ~ IIa)の場合は特に注意する必要はありませんが、高度の動脈硬化(K-W IIb ~ IV)の場合は眼科を受診するか主治医にご相談ください。また眼底出血や緑内障による視神経乳頭の陥凹などが認められる場合もあります。
なお、軽度の白内障についてはこの眼底検査では診断できません。見えにくい状態が続くようなら、眼科を受診してください。




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身体測定


胸部X線検査
肺の病変や心臓、大血管などが観察されます。肺がんだけでなく肺炎や肺結核、石綿による病変なども見つかりますが、正確な診断にはさらに精密検査が必要となります。また、肺がんがあっても早期の段階では異常所見が見つからない場合が少なくありません。


胸部CT検査 (ヘリカルCT)
一般のX線検査に比べてより詳細な所見が得られ、肺がんの早期発見に有効です。
また、軽度の肺気腫や間質性肺炎などの診断にも有効です。


肺機能検査  [基準値] %肺活量: 80%以上 1秒率:70%以上 %1秒量:80%以上
「%肺活量」とは、各人の体格や年齢から計算された『肺活量予測値』の何%に当たるかを示しています。
「1秒率」は、この肺活量の何%が最初の1秒間に吐き出されるかをみたものです。
「%1秒量」は各人の体格や年齢から計算された『1秒量予測値』の何%にあたるかを示しています。

肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、呼吸困難などの症状がでる前にこれらの値、特に「%1秒量」が減少します。検査の際の努力の程度や練習あるいは入れ歯などの影響で正確に測定できない場合もありますが、かなり低い場合は念のため医療機関(呼吸器内科)を受診してください。なお、最近では「%1秒量」から、推計される「肺年齢」が肺機能の目安として利用されています。

(肺年齢は、計算によって算出されるため実年齢と大きくずれてくる場合があります。肺の機能の大雑把な目安としてください。)


喀痰細胞診  [基準値] B(Class I ~ II)
肺がんの検査の一つで、痰の中のがん細胞の有無を検査します。特に、太い気管支にできる肺がんの診断に有効です。判定が[ D ]か[ E ]の場合は、早めに医療機関(呼吸器内科)を受診してください。時には、口腔内や咽頭のがんが発見されることもあります。




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身体測定


血圧  [基準値] 最高血圧: 90~139mmHg / 最低血圧: 89 mmHg 以下
最高血圧(収縮期血圧) 140mmHg 以上か最低血圧(拡張期血圧) 90mmHg 以上の場合に「高血圧」と診断されます。ただ、望ましい血圧は 130/85mmHg 未満とされ、130 ~ 139/85 ~ 89mmHg を「正常高値血圧」といいます。血圧が高い場合は、肥満の解消や塩分を控えるなど食生活に注意が必要です。血圧は一日の中でもかなり変動しますので、家庭での血圧測定も有用です。ただ、家庭での測定値は医療機関での測定値より 5mmHg 程度低くなりますので、上記の基準値よりも 5mmHg 低い値が基準値となります。最高血圧で 160mmHg 以上あるいは最低血圧で 100mmHg 以上の場合は、治療が必要と思われますので(循環器)内科を受診してください。
なお、「低血圧」についてははっきりした基準値はありません。最高血圧で概ね 90mmHg 未満の場合に「低血圧」としていますが、自覚症状がなければ特に治療の必要はないと思われます。


心電図
心電図は、心臓の動きを電気的な変化として記録したものです。軽度の変化は特に病的なものでなく治療の必要も生活上の注意も必要ありません。「心房細動」や「高度の心筋障害」などの病的な所見がみられた場合は、判定の指示に従って(循環器)内科を受診してください。


頚動脈エコー検査
頚動脈の壁の厚さを測ることで動脈硬化の有無や程度を判定するものです。頚動脈は脳の血流に大きな影響を与えています。頚動脈の狭窄や隆起性の病変が見られる場合は、脳梗塞などの原因となる場合もありますので(循環器)内科か脳外科を受診してください。




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身体測定


赤血球数    [基準値] 男 430~562x104 ; 女 390~500x104/mm3
血色素量    [基準値] 男 13.0~18.0 g/dL ; 女 12.0~15.5 g/dL
ヘマトクリット  [基準値] 男 40~53% ; 女 35~46%
貧血の有無をみる検査です。一般的には血色素量(ヘモグロビン値)を中心に判定し、男性で13.0g/dL未満、女性で12.0g/dL未満が貧血と判定されます。それぞれ12.0g/dL未満、11.0g/dL未満の場合は医療機関への受診をお勧めします。また、急に低下した場合は、正常範囲内であっても受診して貧血になった原因を検査した方が良いでしょう。逆に血液が濃い場合もあります(多血)。軽度の多血は心配ありませんが、極端な多血の場合は「多血症」の可能性もありますので、(血液)内科を受診してください。


MCV・MCH・MCHC
貧血の場合に貧血のタイプを判定する時に使われます。貧血がない場合にはこれらの値が多少基準値からはずれていても心配ありません。


白血球数  [基準値] 3,500~9,000 /mm3
白血球は生体防御の働きをしていますので、増加している時は感染症や身体のどこかで炎症を起こしている疑いがあります。タバコを吸っている方に増加している例が多いので、タバコによる喉の炎症も関係していることが多いようです。逆に、極端に減少している時は免疫力が落ちている可能性があります。ただ、この値はかなり変動しますので、異常値がみられた場合はまず再検査をお受けになり異常の有無を確認してください。


血小板数 [基準値] 男 14.0~31.0x104 /mm3 ; 女13.0~34.0x104 /mm3
血小板は出血を止める働きをしています。そのため、減少すると出血しやすくなります。また、逆に増加し過ぎると血管の中で血液が固まる危険性が出てきます。基準値からはずれて「要精密検査」と判定された場合は、早めに医療機関を受診して検査をお受けください。





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身体測定


総蛋白   [基準値] 6.4~8.2 g/dL
血液中に含まれるタンパク質の量で、栄養状態や肝臓の病気などによって影響を受けます。また、自己免疫疾患や炎症性疾患などでは増加することがあります。


アルブミン   [基準値] 3.9 g/dL 以上
血液中のタンパク質の一部です。肝臓で造られるので、肝硬変などで肝臓の働きか悪くなった時や腎臓病で尿から漏れ出るような時などに減少します。3.8g/dL以下の場合に低値と判定され、さらに3.0g/dL以下になると「むくみ」が現れます。


A/G比 [基準値] 1.00~2.08
アルブミンとグロブリン(いずれも血液中のタンパク質)の比をみたものです。多少基準値からはずれていても特に心配ありません。


ZTT [基準値] ZTT: 16 KU 以下
TTT [基準値] TTT: 8 KU 以下
肝機能検査の一種で、肝硬変や慢性肝炎などで高値となります。しかし、他の肝機能検査が正常の場合は、多少高値でも病的な変化とは考えにくく特に心配ありません。また、膠原病など肝臓以外の病気でも高くなることがあります


Ch-E (コリンエステラーゼ) [基準値] 200~460 IU/L
肝臓で作られる酵素の一種です。肝臓の働きが悪くなると低値を示しますが、軽度の変化は心配ありません。また、肥満や脂肪肝などで高値となることが多くみられます。


総ビリルビン [基準値] 1.5 mg/dL 以下
胆汁色素のことで、この値が高いと黄疸となります。ただ、体質的にいつも高い人もいます。2.0mg/dL以上の場合は、念のため、再検査をお受けください。


ALP [基準値] 100~340 IU/L
肝機能検査の一種です。胆汁の流れが悪くなると高値となります。また、骨とも密接な関係があり、骨の疾患や骨折、あるいは妊娠などでも高値となります。


γ-GTP [基準値] 59 IU/L 以下
肝機能検査の一種で、お酒をよく飲む人は高くなります。60 IU/L以上が高値とされますが、特に200 IU/L 以上の場合はアルコール以外の原因も考えられるので(消化器)内科への受診をお勧めします。


GOT [基準値] 39 IU/L 以下
肝機能検査の一種で、肝炎などで肝臓の細胞が多く壊れた時に高くなります。また、肝臓の病気以外でも、心筋梗塞などの心臓病や筋肉の病気の場合も高くなります。100 IU/L以上の場合は、念のため早めに(消化器)内科を受診してください。


GPT [基準値] 39 IU/L 以下
肝機能検査の一種で、肝炎などで肝臓の細胞が多く壊れた時に高くなります。GOTと違って、肝臓以外の病気で高くなることはまれです。また、脂肪肝の場合には軽度の高値が続くことが多く、薬の影響などで一時的に高値となることもあります。100 IU/L以上の場合は、早めに(消化器)内科を受診してください。


LDH [基準値] 106~229 IU/L 以下
いろんな臓器の細胞中に含まれている酵素で、肝臓疾患以外にも、心臓疾患、血液疾患、各種のがんなどで値が上昇します。ただ、軽度の上昇の場合は病的なものとは考えにくく特に心配ありません。





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身体測定


HBs抗原  [基準値] 陰性 (-)、 COI 0.9 以下
B型肝炎ウイルスの検査です。陽性の場合は、B型肝炎ウイルスに感染したかウイルスのキャリアである疑いがありますので、一度(消化器)内科を受診して下さい。


HCV抗体 [基準値] 陰性 (-)、 COI 0.9 以下
C型肝炎ウイルスの検査です。力価が低い場合(COI:1.0~9.9)は過去にC型肝炎ウイルスに感染して現在は治癒している可能性が高く、あまり心配ありません。力価が高めの場合(COI:10以上)は、現在もC型肝炎ウイルスに感染している可能性があります。早めに(消化器)内科を受診してください。なお、検査に使われる試薬によって判定や力価に多少の違いがあります。





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身体測定


アミラーゼ [基準値] 40~126 IU/L
アミラーゼは膵臓や唾液腺から分泌される消化酵素で、膵臓や唾液腺の病気あるいは、肝臓の病気の影響などで上昇します。また、食事によっても変動するため、病気でなくても上昇することがあります。なお、わずかに基準値を外れていても心配ありません。





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身体測定


尿蛋白 [基準値] (-)~(±)
腎臓病の時に陽性となりますが、健常者でも軽度陽性(+)となる場合があるので、まずは再検査を受けられた方が良いでしょう。高度陽性(2+以上)の場合は内科で精密検査をお受けください。


尿糖 [基準値] (-)
尿糖が陽性(±以上)の場合は糖尿病の疑いがあります。血糖値と合わせて判断されますが、尿糖のみが陽性な場合でも念のため精密検査を受けられるようお勧めします。


尿潜血 [基準値] (-)~(±)
陽性の時は尿中に血液が混じっている状態です。腎臓から尿管・膀胱・尿道まで、いろいろな病気が考えられますが、健常人でも時々陽性となる ことが多いので、再検査を受けられた方が良いでしょう。また、高度陽性(2+以上)の場合は、念のため内科か泌尿器科で精密検査をお受けください。


尿ウロビリノーゲン [基準値] (±)~(+)
肝臓の検査の一つですが、いろいろな影響で変動するため、あまり診断的価値はありません。高度陽性(4+)の場合は、念のため、再検査や精密検査を受けられた方が良いでしょう。




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身体測定


尿素窒素   [基準値] 9~23 mg/dL
クレアチニン [基準値] 男 1.1 mg/dL 以下 ; 女 1.0 mg/dL 以下
いずれも老廃物として腎臓から尿中に排泄されるものです。腎臓の働きが悪くなると血液中のこれらの値が上昇してきます。尿素窒素は腎機能と関係なく変動することがあるため、一般的にはクレアチニンの値を中心に判定されます。クレアチニンが高値の場合は、念のため内科で再検査か精密検査をお受けください。


尿酸 [基準値] 2.0~6.9 mg/dL
尿酸も老廃物として尿中に排泄されるものです。多少高値でも症状はありませんが、高い値が続くと「痛風」を起こし関節炎を発症してきます。尿酸は主に身体の中で産生されますが、肉類やお酒を多く取ることでも上昇します。また、腎臓の働きが悪くなっても尿酸は上昇します。7.0mg/dL以上で高値と判定され、8.0mg/dL以上の場合は痛風を起こす危険性があるので治療が必要と考えられます。内科か整形外科を受診してください。なお、基準値以下の低値の場合は、ほとんどが体質的なものと判断されますが、尿路結石を発症する危険性が高いとされています。水分を十分に取るように心がけてください。




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身体測定


食道・胃部X線検査
バリウムを飲んで行うレントゲン検査です。胃のポリープを疑う所見が最も多く見つかり、がんや潰瘍などを疑う所見も時に認められます。十二指腸も病変の多い球部までは確認できます。ただ、このレントゲン検査だけでは正確な診断ができませんので、「要精密検査」との判定された場合は早めに内視鏡検査をお受けください。なお、食道や胃の上部はこのようなレントゲン検査では十分に抽出できないことが多いので、自覚症状がある場合や不安を感じられた場合は早めに内視鏡検査を受けるようにしてください。


便潜血反応 [基準値] (-) 100 ng/mL 以下
この検査が陽性の場合は、便の中に血液が混じっている状態です。陽性者のおよそ半数に大腸ポリープが見つかります。大腸がんが見つかるのは5%程度です。大腸ポリープは がん化することがあるので、見つかると多くの場合内視鏡的に切除されます。この検査が陽性の場合は早めに(消化器)内科で大腸内視鏡検査をお受けください。なお、大腸がんがあってもこの検査が陽性になるとは限りません。異常を感じたら精密検査を受けられるようお勧めします。

胃内視鏡検査 
胃内視鏡(胃カメラ)による検査で、レントゲン検査に比べてより詳細な所見が得られます。また、病変の一部を採取して病理検査を行うことも可能です。治療を要する所見が認められた場合は早めに医療機関(消化器科)を受診してください。



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身体測定


空腹時血糖 [基準値] 70~109 mg/dL
食後10時間以上たった空腹時の血糖値で、110mg/dL以上の場合に高血糖と判定されます。高血糖の場合は糖代謝異常(糖尿病か境界型糖尿病)の疑いがありますので、医療機関を受診して精密検査をお受け下さい。また、126mg/dL以上の空腹時血糖が、日を替えて2回以上認められた場合には糖尿病と診断されます。


随時血糖 [基準値] 70~139 mg/dL
食後10時間以内の血糖値で、140mg/dL以上の場合に高血糖と判定されます。200mg/dL以上の場合は糖尿病が強く疑われます。


HbA1c (ヘモグロビン エー ワン シー と読みます) [基準値] 4.3~5.5 %
過去1~2ヵ月間の血糖値を反映しています。この値が高い場合は高血糖の持続している時間が長かったことを示しており、6.1%以上では糖尿病が強く疑われます。血糖値が正常範囲内であっても、この値が高い場合は精密検査を受けられるようお勧めします。また、この値は治療開始の判断や治療の効果判定にも利用されています。




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身体測定


総コレステロール [基準値] 130~219 mg/dL
血液中の脂肪の一つですが、この値が高い(高脂血症)と動脈の壁に沈着して動脈硬化の原因となります。女性では閉経前後から女性ホルモンの減少によって高くなる傾向があります。220mg/dL未満が基準値ですが、最近ではLDL-コレステロールの値を中心に判定されます。


HDL-コレステロール [基準値] 40~99 mg/dL
いわゆる「善玉コレステロール」で、動脈硬化を防ぐ働きがあります。39mg/dL以下の場合に低値と判定され、動脈硬化を起こしやすくなります。高脂血症と併せて「脂質異常症」と呼ばれるようになってきました。一般的には運動を行うことや中性脂肪を減らすような生活改善でこの値は上昇します。逆に基準値より高い場合は体質的なことが多く、特に心配ありません。


LDL-コレステロール [基準値] 60~139 mg/dL 
いわゆる「悪玉コレステロール」で、動脈硬化を進行させます。140mg/dL以上で高値と判断されますが、循環器系の病気を持っている方はもっと低い値が望まれます。最近では総コレステロールに代わって、このLDL-コレステロール値が高脂血症(脂質異常症)の判定に用いられます。なお、160mg/dL以上の場合は医療機関への受診をお勧めします。


中性脂肪 [基準値] 空腹時: 40~149 mg/dL; 食後: 40~299 mg/dL
血液中の脂肪の一種ですが、食事による影響が強く食事内容や食後の時間によって大きく変動します。高値の場合(高脂血症)は、コレステロールと同じく動脈硬化の原因となり、特にタバコと一緒になると酸化されて一段と動脈硬化を進めます。油ものはもちろんのこと、糖分の取り過ぎやお酒の飲み過ぎによっても高くなります。なお、500 mg/dL以上の場合は医療機関への受診をお勧めします。さらに高値の場合は急性膵炎を起こすこともあり、注意が必要です。



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身体測定
腹部超音波検査は、超音波を使って肝臓や胆嚢、膵臓、腎臓などを検査します。ただ、胃や腸にガスが多いと十分観察できないという欠点があります。この検査で異常所見があり「要精検」と判定された場合は早めに医療機関を受診して異常の有無を確かめてください。また、「要観察」と判定された場合は少なくとも1年に1回は継続して検査を受けてください。




肝臓
脂肪肝とは肝細胞に脂肪が蓄積した状態で、過食やアルコールの過飲などによって起こります。軽度の糖尿病では特に多くみられますので、食生活に気をつけ運動を心掛けましょう。肝のう胞とは肝臓の中に水胞ができているもので、ほとんどの場合治療の必要はありません。肝血管腫は良性の腫瘍で治療の対象となることはまれですが、念のため精密検査をお勧めすることがあります。肝内石灰化とは肝内の一部に石灰が沈着した状態で、時には胆石のこともあります。治療が必要となることはまれですが、痛みや黄疸などの症状がある場合は、早めに(消化器)内科を受診してください。


胆のう
胆石は、胆のう内に結石が貯まっている状態です。結石があるだけでは症状がありませんが、胆のう炎や胆のうがんを引き起こす原因ともなるので、医療機関(消化器内科・外科)で一度精密検査をお受けください。胆のうポリープは、良性のものがほとんどですが、大きくて(10mm以上)悪性腫瘍が疑われる場合は、精密検査をお受けください。


膵(すい)臓
膵臓は、胃の後ろ側にある臓器で抽出が難しく、超音波検査ではしばしば確認できないことがあります。最も多く見つかる病変は、膵のう胞で良性のもの悪性のものもあり、CTなどによる精密検査が必要です。


腎臓
腎結石は、腎臓の中に結石が貯まっている状態です。血尿や尿の通過障害、排石時の激痛などを引き起こすことがあります。一度、泌尿器科を受診してください。腎のう胞は、腎臓の中に水胞ができている状態ですが、治療が必要となることはまれです。


その他
腹部超音波検査では、上記の臓器以外に、脾臓などの臓器についても観察します。時には腹部大動脈瘤なども見つかります。異常がみられ、精密検査が必要と判定された場合は、早めに医療機関を受診してください。




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身体測定


リウマチ因子(RF) [基準値] 陰性 (-)、 20.0 IU/L 以下
リウマチ検査のひとつです。慢性関節リウマチの方に陽性を示すことが多いのですが、健常人でも軽度の陽性を示すことがあり、この検査だけではリウマチと診断できません。また膠原病や自己免疫疾患でも陽性となることがります。初めて陽性となった場合や非常に高い値の場合は、念のため医療機関(内科か整形外科)で精密検査をお受けください。


CRP [基準値] 陰性 (-)、 0.49mg/dL 以下
炎症反応の検査です。風邪などの感染症や外傷、咽頭炎などの急性炎症、慢性の炎症があると陽性となります。


梅毒反応 RPR    [基準値] 陰性 (-)
       TP抗体
   [基準値] 19.9 IU/L 以下
両方の検査とも陽性の場合に梅毒の可能性があります。医療機関(皮膚科か泌尿器科)で精密検査をお受けください。RPRのみが陽性の場合は、ほとんどの場合梅毒ではありません。また、TP抗体のみが陽性の場合は過去の梅毒感染の可能性が高いと判断されます。




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身体測定
身体に がんがあると血液中の「腫瘍マーカー」の値が上昇することがあります。腫瘍マーカーには多くの種類があり、 がんの種類によって検査するマーカーが異なります。下記の2つは代表的なものです。(これ以外の腫瘍マーカーを検査された場合は結果報告書に説明が記載されます)。しかし、 がんが有っても全例が陽性になる訳ではなく、逆にこれらの値が異常であっても がん が有るとは限りません。残念ながら血液検査だけで がん が分かるという検査法はまだありません。これらの検査で異常値が出た場合は念のため、医療機関で精密検査をお受けください。




CEA [基準値] 5.0 ng/mL 以下
主に消化器がんの時に上昇しますが、がんのできた臓器は特定できません。また、健常人でもタバコを吸う人や高齢者で高値を示すことがあります。5.1ng/mL 以上の場合は、念のため医療機関(内科)で精密検査をお受けください。


PSA [基準値] 4.0 ng/mL 以下
前立腺がん の時に高率に上昇します。また、前立腺肥大症でも高値となり、年齢とともに高くなる傾向があります。最近、前立腺がん が増加傾向ですので、4.1 ng/mL 以上の場合は念のため医療機関(泌尿器科)で精密検査をお受け下さい。




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身体測定


DXA法(レントゲン検査)
骨の強さの指標となる検査のひとつです。骨密度は年齢と共に低下してきます。特に女性ではホルモンの変化により閉経前後に急に低下します。若い時の「最大骨密度」の80%未満で低値と判定され、70%未満で骨の変化があれば「骨粗しょう症」と診断されます。この値が低い方は、カルシウムを十分に取って運動に努めるとともに医療機関(整形外科など)にご相談ください。なお、超音波を使った測定方法もありますが、やや不正確なためレントゲンを使ったこの検査をお勧めします。




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身体測定


診察 (内診)
外陰部の異常および子宮や卵巣の異常などの有無をみる検査です。診察の結果、精密検査や治療が必要と判定された場合は医療機関(婦人科)を受診してください。


スメア (子宮頚部細胞診) 
     [基準値:クラス分類] Class I
  2011年3月までに検査を受けられた方
     [基準値:ベセスダシステム*1] NILM   2011年4月以降に検査を受けられた方
             
子宮頚がんの検査で、がん細胞の有無を検査します。
クラス分類では、class IIIa 以上の場合は、がんを疑う細胞が認められるので、医療機関(婦人科)を受診してください。
ベセスダシステムでは、ASC-US以上の場合はHPV *2
感染を含めた異常所見が認められるので、医療機関(婦人科)を受診してください。
*1 ベセスダシステムとは
子宮頚部細胞診のために開発された報告システムのことです。世界的にベセスダシステムの採用がすすみ、統一した診断基準で評価することができます。また、HPV感染も考慮した診断や、クラス分類より細かな診断が可能となり子宮頸がんの早期発見につながります。当協会も2011年4月の検査から、これまでのクラス分類にかわりベセスダシステムを導入する事となりました。


HPV検査 [基準値] 陰性  
          ※子宮頚部細胞診と一緒に受けてください。(単独では検査できません)
HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)感染の有無を調べる検査です。子宮頚部細胞診と併せて検査することができます。陽性の場合HPV感染が認められるので、医療機関(婦人科)を受診してください。
*2 HPVとは
HPVはヒト・パピローマ・ウイルスというウイルスで100種類以上存在すると言われています。このうちの一部が子宮頚部の細胞に感染します。感染経路は性交渉によるものが一般的で、かなり多くの人が感染すると考えられています。いったん感染しても免疫力により1~2年の内に消失する例が大半ですが、持続的に感染が続くと子宮頚部異型性となり子宮頚がんへと進展する危険性が高いとされています。


乳房検診(視触診・マンモグラフィ) [基準値] マンモグラフィ : カテゴリー 1
乳がんを疑わせるしこりの有無を触診やレントゲン検査(マンモグラフィ)で検査します。精密検査が必要と判定された場合は医療機関(外科)を受診してください。マンモグラフィですべての乳がんが見つかるわけではありませんので、ご自分で見つける自己検診も大切です。その場合も早めに受診して検査をお受けください。




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